ウィールとベアリング
ウィール |
◆最初に カテゴリー別にウィールを選択するのはレベルアップにつながります。 滑りそのものに大きく影響して、上達もしやすくなります。 よく聞く誤りとして、 ローラーブレードならローラーブレードのウィール、K2ならK2の純正しか使えない、 勘違いをされている方が多いですが、どのメーカーでも幅は同じで互換性があります。 自分の目的や滑り方、路面あった物を選択しましょう。 同じメーカーのウィールでも、 形や大きさ、硬さ、材質などが違い、ウィールの特性で滑走性能が違いますから、 レベルアップを願うスケーターにとって、ウィール選びは大切です。 |
◆ウィールの大きさ 各メーカーからラインナップされているウィールは多種多様です。 アグレッシブのグラインド用の直径40mmからレース用の80mmまであります。 自分のブーツに取り付けれる許容範囲の大きさを知ることが大切です。 ウィールの大きさが大きいほど・・・出せるスピードが速くなり、一蹴りで長く進みます。 ウィールの大きさが小さいほど・・・低重心となり安定性が増し、小回りが効きます。 |
◆ウィールの硬さ ウィールのサイズ表示の近くに○○Aと表示されているかと思います。 その2桁もしくは3桁の数字が硬さを示す表示です。 例えば、78Aとか88Aとか表示されています。 数字が小さいほど・・・ 柔らかくグリップ性能が上がり、ショック吸収性が良く滑りごこちが良くなります。 硬い路面でも粘ったり、体を倒し込めたりします。しかし磨耗が早いと言えます。 数字が大きいほど・・・ グリップやショック吸収性は下がりますが、衝撃性、耐久性は増します。 一般的なインラインでは・・・ 通常80A以上を硬い、それ以下を柔らかい言います。 アグレッシブインラインでは・・・ 通常90A以上を硬い、それ以下を柔らかい言います。 |
◆コアの形状 ウィールのベアリングを入れる芯の部分をコアと言います。 普通はガラス繊維で形成され、形状によりタイプがあります。 <オープンコア> 大きいウィールの場合、コアの部分が自転車の車輪のようにスポーク形状になってます。 重量を増さずサイズを大きくできるので、外側の重量のあるウレタン素材があるので、 遠心力によりウィールの回転性が上がりスピードは出せます。 <クローズドコア> 芯の部分がガラス繊維で埋め尽くされたタイプで、衝撃に強いと言えます。 スポーク形状では衝撃が強すぎて壊れるような激しいスケートに適します。 アグレッシブや一部のホッケーモデルに採用されています。 <デュアルコア> アグレッシブ用に最近採用されたハイテクコア。 中心部にガラス繊維とウレタンの混合素材で、そのまわりがウレタン素材になってます。 滑走面からの衝撃をコアからベアリングに伝え難くしてベアリングを保護します。 <コアレス> コアの無いタイプで子供用のインラインやアグレッシブのグラインド用に採用されています。 |
◆ラディウス(滑走面形状) ウィールを縦方向に見たときの尖がり具合の形状の事です。 尖がっていると接地面が小さく滑走性が良く倒しこめます。 平らな形状だと安定度が増し、着地するような場合向いています。 レース・・・尖っている フィットネス/ホッケー・・・尖/平の中間 アグレッシブ・・・平 |
ベアリング |
ウィールを回転させるベアリングの制度は、ABEC規格といった国際基準で表示されています。 ABECは「Annular Bearing Engineering Council」の略語で、 ベアリングの中にある金属ボールの精度を測定し、認定する組織委員会のことです。 ABEC1からABEC7までの最後の数字が性能をあらわしています。 数字が大きいほど高性能で回転性・耐久性が高く、高価なベアリングです。 |
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